こんにちは。tsuboです。
なんかこんな記事のようなことをやってると、CNCフライス盤が欲しくなりますね。いや、
モーレツに欲しい
ぞ。
激安中華CNCでも、100均のMDFなら行けそうだし、自作アンプのフロントパネルのアルミに文字掘って白いインク埋めたいし、切削基板も作りたい!
基板は外注した方が両面行けるし、シルク印刷もあって見た目はカッコイイが、自分で作ってみるのがロマンってやつでしょう。
3Dプリンターも欲しいんだけど、あれはプリント時に有害物質がでるなど色々あるようなので、ウチは小鳥を買ってる都合もあり個人的にNG。なので、CNC欲しい。
どこに置く場所があるんだ! ← 奥様のツッコミ。
さて今回はダイソー300円スピーカーをばらしてスピーカーユニットを別の箱に入れてみました。
はじめに
本記事は改造を伴います。本ページ下部か上部右上、
ブログトップページの自己紹介に書いてある事項を今一度ご確認いただき、自己責任でお願いします。
今回のターゲット
ダイソー300円スピーカー
こちらがダイソー300円スピーカーです。中に入っているアンプ部は時期によって内容が異なるようです。写真のものは、LEDをつける改造など、ちょっと弄ってます。
ダイソー300円スピーカー(ちょっとだけ改造Ver) |
ミニミニエンクロージャーが余ってた
以前、秋月で購入したF77G98-6を入れていたミニミニエンクロージャーが余っていたので、これを有効活用できないかな?ということで、これにダイソースピーカーユニットを入れることにしました。
F77G98-6は
こちらの記事にある通り、超小型TQWTに収まって活躍しております。
余っていたエンクロージャー |
中はこんな感じ スリット型のバスレフになってます |
設計しよう
今回、すでに箱はできているので、フロントパネルだけ作り直します。
F77G98-6を入れていた時の箱の仕様は3方112mmの立方体な感じです。ダイソーの6mm厚MDFでつくっています。
sped上では下図のように設計しましたが、実物はフロントのみMDF2枚重ねの12mmとしています。
脚は袋ナット3点支え仕様になってます。
F77G98-6時の図面 |
スピーカーユニットはフレーム幅が非常に狭いので、穴径に気を付けないと隙間ができそうです。そこで、リアマウントにしようと考ました。ユニット径が47㎜なので若干の余裕を持って穴径は46mmにします。
フロントの図面をLibreOffice Drawで書きます。
フロントバッフル図面(穴径はリアマウント用) |
スピーカーユニット径 |
とりあえずこんなもんですかね。
製作しよう
フロントパネルの素をつくる
フロントパネルは100×100でできているので、ゴソゴソさがしていたら出てきたダイソーMDF100×100を使います。
ダイソーMDF 100×100×6 6枚セット |
2枚を接着剤で接着し、圧着します。板のそりなどもあり、写真のようにクランプ2個だと四隅が浮くので、もう少しクランプを追加してきっちり圧着します。
クランプをもう少し追加しましょう |
ちなみに接着剤はお気に入りのアメリカ、フランクリン社のタイトボンドを使います。
「オリジナル」、「プレミアム」、「アルティメット」と、いくつか種類があるのですが、今回はアルティメットを使います。
タイトボンドは乾きが早くて、硬化後やすりで削れるのがGoodです。
また、アルティメットは耐水性で、FDA(アメリカ食品医薬品局)の基準をクリアしています。
アンプ部の改造
フロントパネルを圧着して乾かしている間にアンプの低域を改造します。
こちらの方が
改造・回路解析結果などを公開されております。とても分かりやすいです。
私が持っているのは2019年版なので、C1/C2のコンデンサを交換してハイパスフィルタの低域カット周波数を下げます。
手持ちに1uFのセラミックコンデンサがあるのでこれにします。カットオフ15.9Hzくらいのはずです。
また基板上のR6(未実装)を半田ブリッジして、その先のランドとその隣のGNDに対して、適切な抵抗+緑色の3mmLEDを付けました。
基板からスピーカーユニットへ接続されているケーブルは別のものに変えるので取り外します。スピーカーユニット側の配線も外します。
ユニット側の+/-は見えにくいので見やすいようにマジックで書いておきます。
ストックが減ってきた |
改造します |
+/-が見えにくいのでマジックで |
フロントパネルの制作
基板を改造している間にフロントパネルの素ができたので、丸穴を開けます。
原寸大で印刷した図面をMDFに貼り付け、自在錐(スターエム 36X 充電ドリル用)を使って穴をあけていきます。
リンク
自在錐は大きな横の棒が回転するため、手や足にぶつけて怪我をしないように注意して使う必要があります。(どの工具も注意して使う必要がありますが)今回のような小さい板の場合別の大きな板にねじ止めしてそちらを手や足でしっかり押さえて使いましょう。
と、ここでやっぱりリアマウントはやめて通常のマウントにします。なので穴径を46mmから変更して、50mmか51mm(失念)で空けます。少し小さめに開けて、やすりなどで入り口だけ少し広げて調整します。
50mmか51mmで空けました(失念) |
出来ました。 |
2枚張り合わせた部分の段差(もとからあった1枚1枚の誤差)はやすりで面を整えておきます。
通常のマウントにしたので、金属フレームが格好悪いですね。スピーカーパネルを作ります。これも自在錐で作ります。
作り方は上の写真と同じく、中心付近にネジを2つ打ち別の板に固定した後、外側の円→内側の円の順で穴を開けます。
外円直径は72mmくらいですが、これは自在錐の内刃が72mmくらいになるようにする必要があります。そのため外刃の幅を76mmくらいで調整しましょう。
普通に72mmで設定すると穴径が72mmになるので、欲しい方のくり抜いた円が68mmくらいになってしまいます。←一度やってしまった。
内円は直径46mmでくり抜きます。
バリを取ったらこんな感じ |
トリマーで面取りしても良いのですが小さいものなので、ペーパーやすりで面取りします。
スピーカーパネル出来上がり |
フロントパネルには、家に転がっていた3Mのラッピングフィルムを貼りました。100均に比べたらちょっと高級なので使うのに躊躇しましたが・・・
あとは現物合わせでネジ穴をあけて出来上がり。こんな感じです。
今回スピーカーを止めるネジはM4サイズを使うので、誤差が修正できるよう4.5mmで穴あけします。
四隅の穴は、フロントパネルを固定する木ネジなので、使う木ネジに合わせた径で下穴をあけておきます。
フロントパネルとスピーカーパネル |
組み立て
スピーカーユニットの+/-端子に新たなケーブルを半田づけしたあと、フロントパネル、スピーカーユニット、スピーカーパネルの順で載せ、M4ネジ、ナットで締め付けます。
この場合MDF6mm×3枚+スピーカーユニットのフレームとフチのゴム?を合わせて20mm程度になるので、M4ネジは25mmを用意します。が手持ちに20mmしかなかったためスピーカーパネルを少しザグリしました。
締め付けすぎるとスピーカーパネルが割れます(割った)MDF脆し・・・
スピーカーパネル割れた・・・ |
吸音材を適当に入れて、フロントパネルを木ネジで固定します。
なお、今回スピーカーケーブルはターミナルを使わず直出しです。そのうちターミナルつけるかも。
アンプ部は、元のダイソーエンクロージャーから切り出して、MDFの端切れで囲いました。
また基板が後ろにずれないよう、ホットボンドで固定しています。
スピーカーケーブルもコストカットで直接はんだ付けしてしまいます。
出来上がりです。
出来上がり |
試聴
モバイルバッテリーとスマートフォンを繋いで試聴してみます。
さすがにこの大きさのエンクロージャーでは低音はそれなりですが、元箱よりは全然いい音になりました。ハイパスフィルタも改造しているため、その効果もあると思います。
ただやっぱりシャリシャリ感はまだ強くて、吸音材の調整など、もう少しに詰める必要が
あります。
300円+手持ち資材再利用でここまでできればよいです。
おわり
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