2021年の年末にPENTAX KX (レンズ付き)をGETしました!
奥様:「なんで同じもの何個もいるの?カメラ何個かあるよね」
自分:「いや、今度のはフィルムの一眼なので今までのと違うんだよ」
奥様:「カメラなんでしょ。同じなのでは???」
自分:「・・・・・ロマン?」
奥様:「・・・・・」
カメラやレンズは1台あると増殖するんですよね。知らなかった・・・
私に知識がないため、操作でわからない部分が色々あったので使い方をレビュー 兼 備忘録として書いておきます。
ついでにどなたかの役に立てばいいけど。
はじめに
実は購入して撮影してみたら、シャッタースピード1/1000(だと思う)で右半分が暗い写真が撮れてしまいました。
調べてみたところ、このカメラは機械式の横走りフォーカルプレーンシャッターというもので、黒い幕が2つ(先幕と後幕)あり、先幕が横に動き隙間が開いて光が入ってくる。その後に後幕が追いかけて光を遮るようです。詳しくはwikiに書いてありました。
露光時に先幕に後幕が追い付いてしまい、写真の右半分暗くなる症状のようです。
店舗購入で1ヶ月保証が付いていたため修理に出して入院しておりましたが、先日めでたく退院しました!
古いもの(1975年製)なので、治らない or 治す費用が高額になるため治せないかもしれないなぁと思っていたのでヨカッタヨカッタ。
お店の方にも親切にしていただき、修理後の試写で確認したネガも一応もらっておきました。
というわけで退院してからはまだフィルム1本分の撮影ができてないので作例はあまりありません。
カメラの概要
シャッター:機械式。B、1秒~1/1000秒。横走り布幕フォーカルプレーンシャッター
ピント:マニュアルフォーカス
露出計:SPD受光素子、TTL開放中央重点測光、追針式
ファインダー:視野率約93%、0.88倍
電池:SR44 もしくはLR44 ×2個
サイズ:143(W) x 92.5(H) x 52.5(D) mm
重量:631g(ボディのみ)
ピント:マニュアルフォーカス
露出計:SPD受光素子、TTL開放中央重点測光、追針式
ファインダー:視野率約93%、0.88倍
電池:SR44 もしくはLR44 ×2個
サイズ:143(W) x 92.5(H) x 52.5(D) mm
重量:631g(ボディのみ)
シャッターが機械式なので、露出計以外は電池が無くても動きます。
KXはPENTAX Kシリーズの中級機種だそうで、他にK2、KMがあります。このあたりは色々なサイトで紹介されていますので、興味がある方は検索していただければと思います。
なお、購入時にセットでついていたレンズはSMC PENTAX-M 50/1.4となっていました。
使い方
フィルムのセットの方法は、色々な方が動画上げています。そちらを見ていただいた方がわかるかと思うので割愛します。
フィルム感度の設定
感度設定は、フィルムをセットしたら写真左の四角いボタンを押しながらダイアルを回して設定します。
左の四角いボタンを押してダイヤルを回す |
シャッター
シャッターボタンの部分にロック機構があります。Lの字が見えている状態でロックになります。これは、私が使っているデジタルカメラの電源ボタンと同じですね。
フィルムを巻き上げてもロックされていれば誤操作でシャッターを切ることはないようになってます。横の赤い丸はフィルムが巻き上げられている状態を示しています。また、分割巻き上げが可能です。
シャッタースピードダイヤル、フィルムカウンターなどは見たままです。
シャッターロックされている状態 |
シャッターロックされていない状態 |
露出計の動かし方
ここは最初に躓いたポイントです。ファインダーを覗いても露出計の針が動かなかったので、「あれ?動かないぞ??」となりました。動かし方は
- 巻き上げレバーを予備角まで出すことで露出計のスイッチがオンにする。
- 次にシャッターを半押し(ロック機構が効いていると半押しできません)する。
これでファインダーの中で露出計の針が動きます。
レバーを予備角まで出して露出計ON |
露出計のバッテリーチェックはこの黒いポッチを押すとファインダー内で露出計の針が中央あたりに動きます。
バッテリーチェックボタン |
絞り込みプレビュー
開放測光のため、ファインダーの中は常に絞り開放で見えます。そのため、絞り込みプレビューができるようになっています。
ボタンの横のレバーがこの位置(上向き)にあるとき、ボタンを押している間、絞り込みプレビューとなります。
上側のボタンを押すと絞り込みプレビュー |
ミラーアップ
ボタンの横のレバーがこの位置(横向き)にあるとき、ボタンを押しこむと、ミラーアップとなります。この時ボタンは押し込まれたままになります。レバーを上に戻すと解除されます。
この位置だとミラーアップ |
タイマー撮影
白い三角のついた黒いレバーを180度まで下げると準備完了です。矢印のついたレバーを矢印に傾けるとタイマーが開始されます。
ストロボ
使ってないので割愛します。
巻き戻し
こちらは特に変わったところはありません。
フィルムの最後まで撮影が終わったら、底の巻き戻しボタンをキチンと押し込んでからクランクを矢印方向に回して巻き戻します。無理に回すとフィルムが千切れるそうです(未経験)。回らないときはこの巻き戻しボタンがちゃんと押されてないかも。
写真右側には電池ボックスがあります。コインで回して開けてLR44/SR44を2個セットします。
巻き戻しボタン |
巻き戻しクランク |
ファインダーの見え方
ファインダー右側の黒い針が露出計、水色の針がシャッタースピードになります。
シャッタースピードと絞りを調節し、水色の針と黒い針が重なるようにすると適正露出となります。わかりやすいですね。
また、ファインダー上部に、レンズの絞りが映り込みます。写真ではF1.4になってます。
したがって、ファインダー内で絞り、シャッタースピード、露出がすべて確認できるようになってます!
ファインダー内の様子 |
"NT"下の絞り値の直読み窓 |
これだけ覚えておけば使えるかな。
撮影サンプル
修理前のもので撮影したサンプルになります。フィルムはKodak GOLD 200を使いました。
修理前なので右側が露光できてない |
修理されたので早速新しいフィルムをセットして使っているのですが、フィルムなので最後まで撮り終わらないと現像に出せません。確認はもうちょっと先ですね。とはいえ保証期間もあるので早めに現像に出さないと。→出しました
以下修理後の撮影サンプル
最後に
FUJIFILM X-T20と並べてみました。違和感あまりないですね。これなら1台ずつしか出さなければ奥様に言わなくてもバレない??? わけないですよね。
X-T20と比べて大きくてズッシリ |
おわり
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