こんにちは。tsuboです。
「2WAYスピーカを作ってみる」の前回の続きです。
テキトウな設計が済んだので実際に作りましょう!
前回のおさらい
ポリシー
前回の通り以下のポリシーで製作
- そこそこかっこよく
- そこそこチープに
- スピーカーネットワークのことをそこそこ習得する
- 木材の加工は自分でやってみる
- 100均を活用してみる
設計
- 外形寸法:170×240×235 (W×H×D mm)
- 容量:約6L
- 材質:檜 板厚15mm (セリア)
- ウーファー:Dayton Audio RS125-8
- ツイーター:Dayton Audio ND25FA-4
- ネットワーク:12dB/oct
- クロスオーバー周波数:3.2KHz
エンクロージャーの製作
材料と部材の切り出し
芋剥ぎ中 |
芋剥ぎして2枚の板が1枚になりました! |
部材が出来ました! |
穴あけ
フロントパネルにはスピーカー用の穴とバスレフポート用の穴を開けないといけません。
今回は電動トリマーで使えるサークルカット用プレートを使って加工しました。
メジャーメーカーのものはボッシュ用などがありますが、ウチの高儀のトリマー用は無かったのでトリマーに合わせて穴をあける汎用のモノを購入しました。
これ、精度かなり良いです!
注意点として、円が抜ける最後の部分で、ゴリっとずれて失敗することがあります。
上手く説明できないので、Youtubeなどで使い方を見て頂ければと思います。
スピーカーの穴についてはスピーカーで隠れてしまうので良いのですが、バスレフポート用の穴でこれをやってしまい、木工パテでちょっと埋めました・・・
なのでステインなどの色が乗らないなーと思い、フロントパネルは黒に決定。
スピーカーユニットをはめる部分については、座ぐりにしています。
これもサークルカット用プレートを使っています。
外側から2mmずつ2回に分けて4mmの深さでだんだん内側に削っていき、くり抜く円周に来たら、3mmずつ、何回かに分けてくり抜きます。
フロントパネル。バスレフポートはRで面取り
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組み立てと塗装
今回塗装はフロントパネルのみです。ダイソーのミルクペイント(黒)で塗装します。
その後、ウレタンニスを何度か塗り、やすり(400~800番)で表面を整え、また塗り、また整え・・・を6回以上繰り返し、最後に耐水ペーパーで徐々に番手を上げながら2000番くらいで仕上げます。あとは、コンパウンドを3種類くらい使い磨き上げます。
その後、裏側にバスレフポート用のパイプを接着します。
フロントパネル以外は、セリアのリメイクシート-ナチュラルウッドという本物の木を使った突板にシールが貼られているようなものを使います。ただ、木の種類はわかりませんw
これを貼って、少しペーパーで磨き、蜜蝋を塗りこみました。
蜜蝋はしばらくしたら、メンテナンスとして再度塗り込もうと思います。
リメイクシート リアルウッド |
背面パネルだけはねじ止めで外せるようにします。これはネットワークの変更や、吸音材の調整のためです。
それ以外については、タイトボンド(このボンド好き)で接着です。
一枚板から部材を作っているため反りがあるので、左右のエンクロージャーを仮組みしてみて最適な向きや組み合わせを作ります。
仮組して配置を考える |
配置、向きを決めたらマスキングテープなどを貼って番号や方向を書いておきましょう。
コーナークランプ、ハタガネ、Fクランプなどを使い、スコヤで直角を確認しながら組み立てます。
フロント側面はトリマーで面取り |
組み立て |
組み立て |
背面はねじ止めなので、漏れないように、フチにゴムを貼りました。
フチの内側にゴムを貼ります |
ネットワークの製作
ネットワークは
VituixCAD2で書いた回路通りに組み立てます。
ウーハーとツィーターの能率が違うので、アッテネーター(抵抗)でツィーター側を少し落とします。インピーダンス調整も兼ねて。
材料
材料はセリアのパンチングボードと、クリアなアクリルケースを使いました。
アクリルケース |
パンチングボードの写真撮り忘れました。セリアで売ってる縦長のやつを使いました。
組み立て
出来たネットワークはこんな感じです。あとで調整できるようパンチングボードにM3のネジとコネクタ端子(O型)を使って結線します。アクリルケースは半分に切ってカバーとして使います。ちょっと左右で加工の仕方を間違えてしまいましたが、エンクロージャーの背面パネルにねじ止めします。
ネットワーク |
組み上げる
スピーカーユニットをねじ止めし、配線を繋げます。
吸音材を適当に入れ、背面パネルをねじ止めして完了です。
背面パネルは何度か外すと思うので、ゆるくなってきたら鬼目ナットにしようかと思います。
出来上がり |
試聴
音出ししてしばらくは???という感じでしたが、だんだんいい感じになってきました。
もう少し鳴らして、聴きこんでみてからネットワークや吸音材の調整をしようかなと思います。
どういう音が良いのか判断基準がわからないので何とも言えないですが、自己満足の世界なのかな?趣味ですしね。
でも、聴いてて疲れないですし、箱が大きい分鳴りに余裕があります。
作ってるときはあまり大きく感じなかったんですが、今まで使っていたPARC Audio の DCU-F101W2 を使ったバスレフスピーカーと比べるとやっぱり大きいな・・・・
大きさ以外は満足です! 大きさは自分の設計ミスですけどね。
おわり
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