【 測定器】格安LCRメーターを買ってみた【CHEAP】

2021年8月31日火曜日

電子工作

t f B! P L

LCRメーター BM4070

こんにちは。tsuboです。
以前から欲しいな。でも本格的なものは高価だしな。と思っていましたが・・・・
チープなやつがあったので、気が付いたらポチッてました。
そう! LCRメーターです。
いろいろ測定してみたので、簡単にレビューします。

LCRメーターとは

その名の通りインダクタ(L)や、コンデンサ(C)の容量を測るものです。あと、抵抗も測れます。
所謂テスターでは電圧、電流、抵抗値が測れますが、コンデンサやインダクタはあまり測れません。(機種によっては測れるものもあります)

LCRメーター BM4070

手が届く価格帯では秋月電子で販売しているDE-5000も高精度ということで気になったんですが、今回購入したのはこちらになります。


Amazonで\3,599-でした。

本体の大きさはこれくらい。秋月テスターと比べると結構大きいです。

LCRメーター BM4070 大きさ比較
まぁまぁの大きさ

本体以外の付属品は、テストリード、ワニ口クリップ、収納ボーチ、電池(006P)です。

LCRメーター BM4070 付属品
付属品(写真撮る前に電池はセットしちゃってます)

LCRメーター BM4070 付属品
ポーチと説明書

オートではないため測定レンジは対象に応じて切り替えます。

電源スイッチ、ホールドスイッチは、オルタネートボタン(一度押すと凹んでもう一度押すと戻るタイプ)になってます。アナログな感じですね。

電池ホルダの下のオレンジ色のケースの成型にもチープさが漂います。

LCRメーター BM4070


リードやワニ口クリップを使わなくても、ここにプスッとさしても測定できます。これは便利です。

LCRメーター BM4070
ここにプスッと

液晶はこのように角度を付けて立てられます。

LCRメーター BM4070

Amazonの説明文によると、精度はこんな感じのようです。

静電容量(C):200pF-2000uF、精度:±2.5%
インダクタンス(L):200uH-20H、高精度:±2.5%
抵抗(R):200Ω-20MΩ、精度±0.8%

マニュアルには日本語ページもあります(まだ読んでないけど)

LCRメーター BM4070 マニュアル 日本語
日本語ページもあります

LCRメーター BM4070 マニュアル
お約束の彼の地で作られています

色々測定してみよう

手持ちの部品を色々測定してみました。
他に精度の高い測定器や、校正した測定器を持っていないため測定値の差については、部品の精度なのか、本器の精度なのか不明です。

この結果を見て部品の精度の良し悪しを判断されませんよう、くれぐれもお願い致します。

コンデンサ

電解コンデンサ

電解コンデンサこんな感じ
47uF

220uF 低ESR

10uF

220uF

セラミックコンデンサ

セラミックコンデンサは苦手なのか、誤差が大きいのか・・・±10%のはずですが

1uF

4.7uFのはずなんですが(秋月テスターでも計ってみました)

100pF

フィルムコンデンサ

フィルムコンデンサは精度よくみえますね
0.47uF

220pF

0.22uF

0.47uF

コイル

空芯コイル

2wayスピーカーのネットワーク用に買ったコイルです。
いい感じです

0.9mH

0.1mH

0.22mH

トロイダルコイル

±20%とかなので微妙ですが。個体差なのか、上手く測れてないのか
470uH ±20%

200uH

マイクロインダクタ

秋月のインダクタ 4.7mH

太陽誘電の通称アマガエル 2.2mH
もうあまり手に入らない


抵抗

抵抗値はたぶんこれで測らないので1つだけ。

56Ω


まとめ

精度はどうなんでしょう。
一応、コイツ自体のコンデンサ、インダクタ測定精度:±2.5%ってありますし、概ねよさそうです。
セラミックコンデンサとトロイダルコイルはちゃんと測定できているのかわかりませんでしたが・・・


Amazonにカナダからのレビューが上がっており、Fluke 87Vという高い機器と本機器の比較が書いてありました。

それを読んでも、結構いいんじゃないかなと思います。
Youtubeにも海外のレビューがいくつかあるようですね。

ちょっと調べたいときや、手巻きコイルの実測などにも使えそうないいヤツです。

おわり


自己紹介

IT業界でSEやってます。 写真撮ったり電子工作したり車を愛でたり。
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電気が流れるモノや工具を使う記事を書いているため、以下の内容を正しくご理解ください。 「本ブログの情報が正しい保証はありません。また、本記事を参考にした電子工作、改造、DIY作業などによって生じた傷害・事故や不利益などの全てにおいて当方は一切責任を持ちません。」 ご自身で安全に配慮し、自己責任で行ってください。
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